今日、世界各国で急速に広がっているSTEAM教育。
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・教養)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた造語であり、教育概念で
どの国も政策としてSTEAM教育を取り入れ始めています。

STEAM教育の必要性

日本でも文部科学省が各教科横断的な学習を推進しています。
STEAM教育を取り入れる背景として、文部科学省は以下の通り述べています。

AIやIoTなどの急速な技術の進展により社会が激しく変化し、多様な課題が生じている今日、文系・理系といった枠にとらわれず、各教科等の学びを基盤としつつ、様々な情報を活用しながらそれを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成が求められています。

文部科学省:「STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進」より引用

また、経済産業省は2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると発表しており、これらの背景を踏まえ、STEAM教育は日本でも推進されています。

これらの課題は日本に限らず、どの国も該当しており、STEAM教育が急速に世界に浸透し始めているのもこのためです。

先述の通り、 STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・教養)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた造語であり、教育概念です。
これらを通して、AIやIoTが急速に発展する現代社会で活躍できる人材を育てられる仕組みがSTEAM教育です。

STEMからSTEAMへ

さて、STEAM教育の前進にSTEM教育があったのをご存じでしょうか。
STEM教育は1990年代からアメリカで始まり、オバマ元大統領の演説で脚光を浴びました。

オバマ大統領はコンピューター・サイエンスは国の未来にとって大事であると主張しています。
更には若い世代に向けて、ゲームやアプリをダウンロードするだけではなく、自分でつくってみよう、プログラムしてみようと訴えています。

これに多くの著名人が賛同し、STEM教育は広がっていったのです。

そして、STEMの数理的思考にプラスして、創造的思考・教養を培うためにArtを含めたSTEAM教育へと変化しました。

日本では、文部科学省が2019年4月の中央教育審議会諮問でSTEAM教育の推進について述べ、注目されるようになりました。
しかし、今までになかった取り組みゆえに課題もあります。

世界のSTEAM教育

アメリカでは、STEM教育が提唱される前から、科学教育に対して政府が支援を行っていました。
コンピューター・サイエンス分野で人材を育てることで国家間の競争力を高めることが狙いです。

シンガポールにはサイエンスセンターという政府直属のSTEAM教育機関があります。
1000近くのSTEAMを体験でき、低学年から質の高い教育を受けることができます。
シンガポールも国を挙げてSTEAM教育に取り組んでいます。

インドでは、各地の学校にAtal Tinkering Laboratory(ATL)という場所があります。
ここでは子どもの好奇心や創造性を育み、デザイン思考や数理的思考を教えています。
政策の一環として2016年から設置が始まり、現在は5000以上にものぼります。

これらの国と日本の教育で違うのは、子どもたちが自主的に授業に参加し、自分のアイデアを追求し、周囲に伝えるスタイルの学びであるという事です。
一方、日本は受動的な教育スタイルが一般的なので、後れを取っているのが現状です。
ご承知の通り、小学校の授業にプログラミングが導入されると決定したのは2020年度です。

日本の抱える課題

STEAM教育の一環としてプログラミング学習が取り入れられますが、課題があります。
・指導力不足
・設備問題
などは分かりやすい例です。
指導にあたる教員はプログラミングを勉強してきていないことが多く、指導に不安が残ります。
指導が出来たとしても、今後は設備の問題があります。
パソコンやタブレットの配布状況など自治体により差があるのが現状です。

この課題から派生する地域教育格差の一部を解消する手立てとして、我々プログラミングスクールがあります。
地域で浸透するのを待つより先に小学生の早い段階からSTEAM教育の一環であるプログラミングに触れることが出来るのは大きなアドバンテージでしょう。
小学校でのプログラミング教育が必修化されたのはもちろんのこと、2024年からは大学入試におけるプログラミング科目が採用されたりと、プログラミングはより身近なものとなってきています。
同時にプログラミングスクールも多く増えてきています。
この機会にぜひ、プログラミングを体験してSTEAM教育に触れてみてはいかがでしょうか。

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